日本でもすっかり定番となった、人気のバスクチーズケーキ(Tarta de Queso Vasco)。これはもともと、バスク州サン・セバスティアンの旧市街にあるバル「ラ・ビーニャ(La Viña)」のチーズケーキで、今や世界に広く伝わる名物スイーツとなっています。
他のチーズケーキとは違い、土台になるボトム生地を使わずに焼くため、少し焦げたような色合いが特徴です。薄く焼き上げられた表面はキャラメルのように香ばしくパリッと仕上がり、中はとろけるようになめらか。最近は日本にもバスクチーズケーキ専門店がありますが、ぜひ本場の味をお試しあれ!
どこで味わえる?
美食の地として知られるバスク州。特にスペイン王室の避暑地であったサン・セバスティアンは、こぢんまりとした海沿いの都市で、旧市街には観光客でも入りやすいバルがさまざま立ち並び、バルめぐりにはうってつけです。
バスクチーズケーキの本家本元「ラ・ビーニャ」も、パティスリーではなく、食事もできるバル。他のバルも数軒めぐった後に訪れて、デザートにチーズケーキを味わってみてはいかが?
バスク州の食文化がこれほどまでに発展した理由の一つは、地元の有名シェフたちがレシピを公開し、お互いに切磋琢磨してきたからだと言われています。ミシュランの星付きレストランも多く、さまざまな美食体験が叶うエリアです。