世界最古のデザートとも言われるルクマデス(Loukoumades)は、小麦粉を練った生地をボール型に丸め、きつね色になるまで揚げたお菓子です。
ドーナッツでもない、シューでもない独特の食感で、外はカリッと香ばしく、中はふわふわ。そして、その黄金色の生地がまとっているのは、濃厚で香り豊かなギリシャ産蜂蜜やシナモン、カリカリのくるみや香ばしいゴマです。さらに最近は現代風のアレンジとして、溶かしたチョコレートやアイスクリームをトッピングすることも。ギリシャを訪れるならぜひ味わいたい、心も満たすデザートです。
どこで味わえる?
ギリシャ全土のレストランやスイーツショップ、街なかの屋台などで味わえます。
古代ギリシャの詩人カリマコスによると、オリンピックの勝者には「蜂蜜のご褒美」としてこの菓子が贈られたそう。ギリシャ料理の最も古い甘味料である蜂蜜は、その豊かな風味と使いやすさから長らく愛され、多くの料理やスイーツに使われてきました。エーゲ海の島々には蜂蜜を使った伝統菓子が他にも数多くあるので、ぜひいろいろ探してみてください。