
パリ唯一のブドウ畑「クロ・モンマルトル」で行われるモンマルトルのワイン祭りです。
毎年10月中旬の5日間(2025年は10月8日〜12日)に開催され、約50万人が参加するパリの秋の風物詩。舞台となるのはサクレクール寺院などが位置するパリ北部の18区です。
期間中は展覧会、ライブショー、音楽などが行われ、18区の区役所での催し物や、事前予約をすれば普段は入場できない「クロ・モンマルトル」への入場も可能です。
また、クロ・モンマルトルを出発して区役所までを練り歩くにぎやかなパレードもイベントの目玉となっています。
さらに詳しく!
「クロ・モンマルトル」の起源をたどると、2000年ほど前にはすでにこの場所にはブドウ畑があり、中世の頃は女子修道院が管轄。醸造されたワインはミサなどに使われていたようです。その後、1920年にすべてのブドウ畑がパリ市内からなくなりましたが、1933年、地元の有志がかつての風景を復活させる目的で作ったのが、この小さなブドウ畑でした。
1934年にはフランス大統領出席のもと最初の収穫を迎え、以降、毎年約1.000本のワインがこの場所から生産されています。販売されるのはほんの少量で、モンマルトル美術館内のブティックでのみ購入することができますが、毎年入荷してすぐに売り切れてしまうそうです。
モンマルトル美術館では、収穫祭の期間中、普段は入場できないクロ・モンマルトルのガイド付き見学と、クロ・モンマルトルのワインのテイスティング、美術館の入場券が含まれたプログラムを実施。金額は36ユーロと高めですが貴重なクロ・モンマルトルのワインが味わえるので、興味のある方はぜひご参加を!
詳細は下記HPからどうぞ。
モンマルトルの収穫祭:https://fetedesvendangesdemontmartre.com/
モンマルトル美術館;Montmartre museum in the heart of Paris (museedemontmartre.fr)