ベルギー人に対して“フレンチフライ”という言葉は禁句。というのも、フリット(フライドポテト)はベルギー人の発明だと固く信じているからです。
日本でよく知られるようなフライドポテトと比べると、ベルギーのフリットは厚みがあり、二度揚げによるカリッとした食感が楽しめます。ねっとりしたマヨネーズをつけて食べるのが一般的で、食事の付け合わせには必ずと言っていいほど、サラダとフリットが一緒に出てきます。
どこで味わえる?
ベルギー人にとってポテトは主食。ポテトの美味しさにはこだわりますし、食べ方もいろいろです。フリットは作るには意外に手間がかかるため、美味しいお店にはいつも行列ができるほど。街なかにはフリットの屋台も多く、食べ歩きの定番メニューでもあります。
フランダース地方の街ゲントで一番人気のフリットスタンドは「フリットュールタルタル」。フランダース・アルデンヌ州で育ったジャガイモだけを厳選し、新鮮な油で揚げた手作りのフリットは絶品です。