カルソターダとバイスの「カルソターダ祭り」
対象エリア: カタルーニャ州リェイダ県、タラゴナ県
スペイン北東部に位置するカタルーニャ州。州内の、特にリェイダ県とタラゴナ県で栽培されているのがカルソッツというネギの一種で、カルソダーダは、このカルソッツを家族や友人たちとともに焼いて食べる集まりのことです。
カルソダーダでは、ブドウの枝を薪にした直火でネギを真っ黒に焼き、皮をむいてロメスコソースにつけ、豪快に食すのが定番のスタイル。ロメスコソースは、ニョラという乾燥パプリカ、アーモンドやヘーゼルナッツ、トマト、ニンニク、オリーブオイルを原料としたオレンジ色のソースです。
柔らかく甘みを増したネギと、ボリュームのあるこのソースの組み合わせはまさに旬の味で、カタルーニャ州の冬の風物詩と言えるもの。ネギを食べた後は、ソーセージや肉も焼いてバーベキューを楽しみます。
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カルソダーダでカルソッツを焼く際に使われるのは、剪定で切り落とされたブドウの枝。本来なら廃棄処分されるはずの枝を使い、サステナビリティーにも配慮したお祭りとなっています。
市町村が主催するカルソターダでは、特にタラゴナ県のバイス(Valls)のものが有名で、毎年1月の最終日曜日に盛大な「カルソターダ祭り」が開催されています。大食い大会の他、楽しいプログラムも盛りだくさんです。
バイス「カルソターダ祭り」の詳細は参考WEBサイトからどうぞ