
©Destination Dijon Ibis Central Alice COLAS
現在、世界中で食されているエスカルゴですが、本場はフランスのブルゴーニュ地方。ハーブ入りのブイヨンで煮てから、殻の中にパセリ、ニンニク、エシャロットをバターにすりこんだ「エスカルゴバター」を詰め、オーブンで熱々に焼いて食べます。
その昔は野生のカタツムリを調理していましたが、近年では調理用に用いるのはすべて養殖されたエスカルゴ。調理前の数日間は絶食をさせ、消化器官に残っている未消化物などをすべて排泄させてから出荷しています。
どこで味わえる?
ワインの名産地として名高いブルゴーニュ地方。ブドウの葉を主食とするエスカルゴはまさに、ブルゴーニュにふさわしい郷土料理と言えるでしょう。ブルゴーニュワインとともに、ぜひ本場のエスカルゴを味わってみてください。
一時エスカルゴが減少してしまいましたが、農薬を極力使わないブドウ栽培が徐々に主流になるにつれ、ブドウ畑でその姿を見かける機会も増えてきました。
オススメは、ブルゴーニュ地方の都市ディジョンやボーヌでのワイナリーめぐり。ディジョンからサントネイをつなぐ約60kmのグラン・クリュ街道を行き、ロマネ・コンティなど世界的に有名なワインの農園を探訪するのも魅力的です。