テーマパークで食べる印象の強いチュロスですが、実はスペインが発祥の地。本場スペインではチュロスに砂糖はかかっておらず、濃厚なホットチョコレートにディップして味わいます。夕方のおやつとして、また朝食としても人気のスイーツです。
日本に「〆のラーメン」があるように、スペイン、特にマドリードでは「〆のチュロス」が一般的。「チュレリア」と呼ばれるチュロス専門店には深夜まで営業している店も。また、バルの朝食や「チョコラテリア」と呼ばれるホットチョコレートのカフェで提供されるなど、チュロスはスペイン人の暮らしに欠かせません。チュロスよりも太く、直線的な形の「ポーラス(Porras)」もオススメです。

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どこで味わえる?
下記のようなチョコラテリアでどうぞ。
■チョコラテリア・サン・ヒネス
マドリードにある1894年創業の老舗。木曜から週末にかけては、「〆チュロス」のお客さんも多く24時間営業しています。
■チョコラテリア・バロール
チョコレートメーカー「バロール」のカフェ。マドリード中心部以外にも、バルセロナ、バレンシアなど各地に店舗があります。ホットチョコレート用のチョコレートパウダーはお土産にもぴったり。
チュロスに欠かせないホットチョコレートがヨーロッパで広まったのは、スペインが南米からカカオを持ち込んだのが起源。またヨーロッパではじめてチョコレートを作ったのは、スペイン・アラゴン州のピエドラ修道院だとも伝わります。ぜひスペインで、本場のチュロス&ホットチョコレートをお試しあれ!