アルプス地方で300年続く伝統のお祭りです。夏の間に搾乳したミルクを使って山小屋で作ったチーズを、各農家のミルク生産量に応じて分配するイベントで、ユースティス谷では毎年9月後半に開催しています。民族衣装をまとった人々によって大量のチーズが運び出されていく様子は圧巻です。
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アルプスのお祭りや風習はチーズを作る牧童たちの暮らしと深く結びついています。麓の村では収穫祭と一緒に秋祭りが開催されることが多く、特にユースティス谷や、ハスリベルク、グロッセ・シャイデックなどで行われるチーズ分配のお祭りが有名です。
民族衣装に身を包んだ人々が1個3〜5kgものチーズを次々と運び出しては積み上げ、各農家に分配していく景色は、スイスでもアルプス地方ならではの風物詩。会場ではチーズやパン、ワインが販売され、ヨーデルなどの演奏も楽しいお祭りです。