ターフェルシュピッツ

対象エリア: ウィーン

「牛肉料理の王者」と呼ばれるウィーン料理。上質な牛肉と野菜、芳香なスパイスを煮込んだスープで、まずは透き通ったコンソメスープを味わい、そののち柔らかく煮込まれた牛肉をさまざまな薬味とともに楽しみます。ターフェルシュピッツとは牛の太腿上部と臀部の間の部位のことです。一説には「食卓の端」という意味もあるそうです。ハプスブルク宮廷において皇帝が料理を食べている間だけ、他の者も食べることを許された事実から名付けられたと言います。当時、皇帝は非常に早食いだったうえに、食卓の端の席には最後に料理が提供されたことから一口も食べられないゲストも多かったとか。食後、ゲストたちは近くのホテル・ザッハーに移動しました。ここでは、空腹な大公たちが到着するまで、牛肉が煮込まれていたそう。宮殿でターフェルシュピッツに座ってしまったゲストは、ここでようやくターフェルシュピッツにありつけたという訳です。

どこで味わえる?

「ホテル・ザッハー」にあるレストランではもちろんのこと、ウィーンの多くのレストランで味わうことができます。現在もハプスブルク家の宮廷文化が華麗に息づくウィーンで、歴史を感じながら味わえば、美味しさもひときわです。

参考Webサイト

https://www.austria.info/jp/

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