ひき⾁と細かく刻んだ野菜を⽣地で包んだマウルタッシェンは、ドイツ南部シュヴァーベン地⽅の郷⼟料理。その昔、断⾷時に⾁を⾷べられなかった修道院僧たちが、内緒で肉を⾷べるために作り出したという逸話があります。ネギを散らしたコンソメスープに浮かべて⽔餃⼦のようにいただくのが⼀般的ですが、シンプルなソテーやソース添えも絶品です。
どこで味わえる?
シュヴァーベン地⽅は、ドイツ南部バーデン・ヴュルテンベルク州南東部とバイエルン州南⻄部のあたり。シュトゥットガルトやウルム、アウクスブルク、ケンプテン、リンダウなどの町があり、広範囲にわたっています。
「シュトゥットガルト・ワインビレッジ」は数あるドイツのワイン祭りの⼀つ。毎年8⽉下旬から9⽉上旬にシュトゥットガルトの中⼼で開催され、ワインとともに美味しいシュヴァーベン地⽅料理を堪能できるイベントです。ワインと相性抜群のマウルタッシェンを、存分に味わってみてください。