オスツィペク

対象エリア: 南ポーランド・ポトハレ地方

オスツィペクオスツィペク(Oscypek)は、ポーランド南部の美しい自然が広がるポトハレ地方やベスチャディ山地で放牧された羊の乳を使って作られるチーズです。2008年からEUのPDO(原産地呼称保護)商品として登録され、その伝統的な製法が守られています。本物のオスツィペク・チーズとして認められるのは、5月から9月の間にすべて手作業で生産されたチーズのみであり、期間外に作られたものはオスツィペクとして販売できません。

オスツィペクは牛乳で作られたチーズよりも硬く、風味が豊か。特にグリルすると最高の味わいを楽しむことができます。他では味わえないポーランドの名産品として、その独特の風味をぜひお試しください。

どこで味わえる?

ポーランド南部のタトリ山脈、ピェニヌィ山地、そしてベスチャディ山地には、他の地域とは全く異なる独自の文化圏が広がっています。ここに住む人々は「グラル(山の人々)」と呼ばれ、その豊かな文化遺産はポーランドを形づくる大切な要素の一つです。

現在、オスツィペクを生産できるバツーフカ(Bacówka:夏の間に羊を放牧しながらチーズを作る羊飼いの家)はわずか52軒のみ。これらのいくつかを結ぶ観光ルート「オスツィペク・チーズの街道」では、訪れる人々に伝統的な製法を体験する機会を提供しています。

グラルたちの豊かな伝統と自然に調和したスローなライフスタイルは、多くの旅行者に大人気です。人間の温かさを感じられる山の音楽や踊り、そして絵のように美しい山の風景に囲まれた牧羊生活を通じて、ポーランドの知られざる魅力を体感してみてください。

参考Webサイト

https://visitmalopolska.pl/en_GB/-/bacowskie-delikatesy-310

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