豊かな森林と丘陵に恵まれたベルギー・ワロン地方。狩猟シーズンを迎える10月〜12月にかけては、ジビエ(狩猟肉)料理が食文化の中心となります。赤ワインやベルギービールでじっくり煮込むシチュー、ベリー系のソースと合わせたロースト、森で採れたキノコや栗との組み合わせなど、多彩な料理で味わえるのも魅力的です。
ジビエは季節限定の地産地消食材であり、自然環境保護や資源の管理という面においても、大切な要素の一つ。サステナブルな食文化であるワロン地方のジビエ料理を、ぜひ一度、味わってみてください。
どこで味わえる?
ワロン地方の中でも特にルクセンブルク州アルデンヌ地域は、野生の鹿、イノシシ、野ウサギ、キジなど、ジビエの種類が多彩。秋から冬にかけて、地元のレストランやオーベルジュでは、伝統の中に独創性の光るジビエ料理がさまざま提供されます。
この季節は、森林浴やハイキング、サイクリングなどのアクティビティーにもちょうどいいシーズン。「森と食」を組み合わせた旅で、ワロン地方ならではの特別な体験を楽しんでみては?
またアルデンヌの名門ホテルや古城レストランでは、ジビエディナーと宿泊をセットにしたプランも人気です。