タコのガリシア風

対象エリア: ガリシア州

タコのガリシア風(Pulpo a la gallega)は、スペイン北西部に位置する、海の幸が豊富なガリシア州を代表する料理。茹でたタコをパプリカ、塩、オリーブオイルで味付けするだけのシンプルな料理で、茹でたジャガイモを添えることもあります。

非常に人気の高いメニューなので、現在ではスペイン全土のガリシア料理店を中心にバルでもよく見かけるようになりました。日本のスペイン料理店でも定番の味となっています。

タコのガリシア風

@Turespaña

どこで味わえる?

スペイン全土のレストランやバルで味わえますが、本場のお祭りで味わってみるのはいかがでしょう?

スペイン・ガリシア州のオウレンセ県にある町、オ・カルバジーニョでは、毎年8月、郷土の味を祝う「タコ祭り」を盛大に開催。主役は、もちろんガリシア名物「タコのガリシア風」。銅製の巨大な寸胴鍋を囲み、何千人もの人々がタコの茹で上がりを心待ちにして行列をつくります。隣村セアで作られる伝統のパン・デ・セア(地理的表示IGP取得)やエンパナーダ(具入りのパイ)といった地元グルメとともに、名産の白ワイン「リベイロ」も振る舞われ、ガリシアの味覚が一堂に会する一大イベントです。

また、同じくガリシア州ア・コルーニャ県の小さな村、メリーデ(Melide)もタコ料理で有名。サンティアゴ巡礼路沿いに位置し、数多くの巡礼者たちが旅の疲れを癒すように名物の「タコのガリシア風」に舌鼓を打ちます。

参考Webサイト

https://www.spain.info/ja/karendaa/tako-matsuri/

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