魚のスープ(漁師のスープ)

対象エリア: 全エリア、バラトン湖周辺、セゲド、バヤ

ハラースレー(Halászlé)と呼ばれるこの料理は、ハンガリーの河川流域や湖周辺で作られるパプリカ風味の魚のスープ。

基本的な材料は魚・粉パプリカ調味料・タマネギ(前年収穫したマコー産が最高)で、使われる魚の代表格は鯉。またナマズ、カワカマス、スズキなど、他の種類の魚も使われることがあります。

この3つの食材の他、地域によってスパイスを加えるなど数え切れないほどのバリエーションとレシピがあり、とても郷土色豊か。

大まかにはバラトニア風(バラトン湖周辺)、セゲディア風(ティサ川周辺)、バヤ風(ドナウ川周辺)の3種があります。

セゲディア風の聖地は南東ハンガリーのセゲド(Szeged)で、小魚から出汁取りした味は格別。また、バヤ風の中心は南ハンガリーのバヤ(Baja)で、魚とスープが別々に提供されたり、麺状のパスタと一緒に食したりすることがあります。

どこで味わえる?

川沿いや湖畔の地域を訪れて、いろいろ食べ比べを楽しんでみてください。
その昔から、淡水魚を中心とした魚料理が食べられていたハンガリー。17世紀にはパプリカとの相性が良いことから、ハラースレーの人気が高まりました。19世紀末、とある料理本にバヤの「漁師風パプリカ入り魚のスープ」が掲載されて一気に広まり、今ではバヤがハラースレーの発祥地であると認識されています。
ハンガリーではクリスマスに男性がハラースレーを作る習慣があって、この料理に対する思い入れも強く、一人一人が自慢のレシピを持つと言っても過言ではありません。そのため、バヤやセゲド、ティサ、ケストヘイ、ヴァーツなど各地で、ハラースレーの料理自慢を集めたコンテストやハラースレーを味わうイベントも開催されます。

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